「あー、もう!静かにしてちょうだい!」…なんて、子連れ旅行の移動中に思わず叫びそうになった経験、ありませんか?
新幹線や車、飛行機での長時間の移動、子供が飽きてぐずりだしちゃうと、周りの目も気になってママもパパもヘトヘトですよね。特に、お出かけ用のおもちゃを準備したくても、1歳、2歳、3歳、そして5歳や小学生と、年齢によって興味もバラバラ。
車の中で遊べるおもちゃや、新幹線での暇つぶしグッズ、飛行機での子供の暇つぶしアイテムなど、考えるだけで頭がパンクしそう!
「結局、スマホに頼るしかないのかな…」なんて諦めかけているあなたに朗報です!実は、ダイソーなどの100均で手に入る旅行用子供おもちゃや、ちょっとした工夫で、スマホ以外でも子供が夢中になる時間を作れるんです。
この記事を読めば、移動のストレスが嘘みたいに楽しい思い出に変わるヒントがきっと見つかりますよ。
- 年齢別に最適なおもちゃの選び方がわかる
- 移動手段(新幹線・車・飛行機)ごとの対策がわかる
- 100均で賢く揃える暇つぶしグッズがわかる
- スマホに頼らない子供との時間の作り方がわかる
子連れおすすめおもちゃ旅行を成功させる準備

まずは基本!子連れにおすすめのおもちゃ選び
子連れ旅行の成否を分けるといっても過言ではない、おもちゃ選び。結論から言うと、成功の秘訣は「音がしない」「散らからない」「繰り返し遊べる」この3つのポイントを押さえることです。
なぜなら、新幹線や飛行機などの公共交通機関では、周りの方々への配慮が何よりも大切だからです。ピコピコ鳴るおもちゃや、メロディーが流れる絵本は、子供にとっては天国でも、周りの人にとっては地獄…なんてことも。私自身、昔、息子がお気に入りの消防車のサイレンを新幹線で鳴らしてしまい、冷や汗をかきながらデッキに避難した苦い経験があります(笑)。
また、細かいピースがたくさんあるパズルやブロックは、うっかり床に落としてしまったら大変!揺れる車内で小さなパーツを探すのは至難の業ですし、見つからずに子供がギャン泣き…という二次災害にも繋がりかねません。
お出かけ用おもちゃ選びの3原則
- 静音性: 音が出ない、または調節できるもの
- 非散乱性: パーツが一体化している、または大きいもの
- 持続性: 一度で終わらず、何度も繰り返し遊べるもの
例えば、水を入れたペンで描くと色が出るぬりえや、マグネット式のブック型おもちゃ、貼ってはがせるシールブックなどは、これらの条件をクリアした優秀アイテムです。これなら子供も夢中になれて、親も安心して見守ることができますよね。
年齢別:お出かけ用おもちゃ 1歳向け

1歳前後の赤ちゃんとの旅行は、楽しみな反面、不安もいっぱいですよね。この時期の赤ちゃんは、好奇心旺盛で何でも口に入れて確かめようとします。そのため、おもちゃ選びで最も重要なのは「安全性」です。
私であれば、舐めたり噛んだりしても安心な布製の絵本を選びます。ベルギーの知育玩具メーカーLilliputiens(リリピュション)の「ぬいぐるみ布えほん」などは、肌触りが優しいだけでなく、カシャカシャ音が鳴ったり、めくる仕掛けがあったりと、赤ちゃんの五感を刺激する工夫がいっぱいです。
安全の目印「STマーク」
おもちゃを選ぶ際には、「STマーク(セーフティトイマーク)」の有無を確認するのもおすすめです。これは、日本玩具協会が定める厳しい安全基準をクリアしたおもちゃだけに付けられるマークで、安全な塗料の使用や、誤飲の危険がない大きさであることなどが保証されています。
参考情報サイト:一般社団法人 日本玩具協会
URL: https://www.toys.or.jp/
1歳児のおもちゃ選びの注意点
ボタンやビーズなど、取れてしまいそうな小さな部品が付いているおもちゃは避けましょう。また、ベビーカーなどに取り付ける用のストラップが付いていると、おもちゃを落として紛失したり、地面で汚れたりするのを防げるので便利ですよ。
戸田デザイン研究室の「リングカード」も、シンプルながら長く使える逸品です。美しいイラストのカードがリングでまとめられているのでバラバラにならず、赤ちゃんがめくったり、カミカミしたりして楽しめます。「これはりんごだね」などと話しかけながら、親子のコミュニケーションツールとしても活躍します。
イヤイヤ期に最適!お出かけ用おもちゃ 2歳
「魔の2歳児」とも呼ばれるイヤイヤ期。自己主張が強くなり、何でも「自分でやりたい!」という気持ちが芽生えるこの時期のお出かけは、ママたちにとってまさに腕の見せ所ですよね。
この時期の子供を夢中にさせるキーワードは「達成感」と「没入感」です。
そこでおすすめなのが、パイロットインキの「何回でもぬれる!ぬりえ」シリーズ。水を入れた専用ペンでシートを塗るだけで、きれいな色が浮かび上がってきます。インクで服や周りを汚す心配がなく、乾けば色が消えて何度でも遊べるので、コストパフォーマンスも抜群!「自分でできた!」という達成感が、子供の満足感に繋がります。
うちの子も2歳の時、新幹線の中でこのぬりえに救われました!最初は「やらない!」とイヤイヤしていましたが、一度ペンを握らせたら最後、30分以上も黙々と塗り続けてくれて…。その間にゆっくりコーヒーを飲めたのは、今でも忘れられない成功体験です(笑)。
また、バスや工事車両など、子供に人気のテーマを集めたシールブックも鉄板アイテムです。ワイドな台紙に自由にシールを貼って自分だけの世界を作る作業は、子供にとって最高の遊び。シールを台紙から剥がして、狙った場所に貼るという作業は、指先のトレーニングにもなります。
静かに遊べる車の中で遊べるおもちゃ 2歳

チャイルドシートに長時間座っていなければならない車での移動は、子供にとって退屈な時間になりがちです。そんな時に活躍するのが、座ったままでも集中して遊べるおもちゃです。
特におすすめなのが、本を開くとそのまま遊びの舞台になるマグネットブックです。リーバンの「マグネットブック うみのたんけん」などは、海の生き物や潜水艦のマグネットを、絵本の好きな場所にペタペタ貼って遊べます。ピースが大きめで磁石でくっつくため、車の揺れで落としてしまう心配が少ないのが嬉しいポイントです。
テーブルがなくても大丈夫!
講談社の「トミカ うごく トミカえほん はたらくくるま」も、車移動にぴったりのアイテムです。絵本にコマ状のトミカがくっついていて、ページに描かれたレールに沿って走らせて遊びます。これなら、お気に入りのミニカーを落として「取ってー!」と泣かれる心配もありません。
車内でのおもちゃ遊びを快適にするプラスワンアイテム
もし可能であれば、チャイルドシート用の「トラベルラップトレイ」を用意すると、遊びの幅がぐっと広がります。お絵かきをしたり、おやつを食べたりするのにも便利で、長距離ドライブの強い味方になってくれますよ。
思考力を育むお出かけ用おもちゃ 3歳
3歳になると、言葉の発達も著しく、想像力も豊かになり、「ごっこ遊び」が大好きになりますよね。この時期の子供には、物語を想像しながら遊べるおもちゃがぴったりです。
スウェーデンの布おもちゃメーカー、オスカー&エレン社の「ドールハウス」は、持ち運びにも便利な布製のソフトトイ。ふわふわで手触りが良く、ウサギの家族の人形を使ってお世話ごっこが楽しめます。おうちのドアはマジックテープで開閉でき、全体が大きく開くので、小さな子供でも遊びやすいように工夫されています。
「ウサギさん、おなかすいたかな?」「ベッドでおやすみ〜」なんて、自分だけの物語を紡ぎながら遊ぶ姿は、見ているだけで癒やされますよ。親が「ピンポーン!遊びにきたよ!」と参加してあげると、さらに大喜びすること間違いなしです♪
また、少し頭を使う遊びに挑戦させたいなら、ひもとおしもおすすめです。ギンポーの「ひもとおし たべもの」は、パンや目玉焼きなどの紙製パーツにひもを通して、オリジナルのサンドイッチを作って遊べます。どの穴にひもを通すか考えたり、指先を器用に動かしたりする作業は、遊びながら自然と集中力や思考力を養うことができます。
長く使えるお出かけ用おもちゃ 5歳以上

5歳を過ぎて小学生にもなると、簡単な遊びではすぐに飽きてしまうことも。この年齢の子供たちには、少し頭を使い、工夫次第で遊び方が広がるようなおもちゃが喜ばれます。
ひさかたチャイルドの「おでかけ中に楽しめる100のあそび」は、まさにそんなニーズに応えてくれるカードセットです。迷路や間違い探し、お絵かきなど、100種類ものゲームが収録されており、付属のペンで書いたり消したりして繰り返し遊べます。一人で黙々と遊ぶことも、親子で対戦することも可能です。
tupera tupera作の「へんてこすいぞくかん」も、ユニークで創造力をかき立てる木製パズルです。海の生き物たちの顔が3分割されていて、パーツを組み合わせることで、なんと504種類もの「へんてこな生き物」を作ることができます。コンパクトなケースに収まるので、持ち運びにも便利です。
おもちゃ | 特徴 | 対象年齢(目安) |
---|---|---|
おでかけ中に楽しめる100のあそび | 100種類のゲームが楽しめるカードセット。繰り返し使える。 | 4歳頃~小学生 |
へんてこすいぞくかん | 顔のパーツを組み替える木製パズル。創造力が広がる。 | 3歳頃~ |
ウォーターゲーム (kiko+) | 昔懐かしいアナログゲーム。電気不要でどこでも遊べる。 | 3歳頃~ |
ジェリク | バラバラにならない変形パズル。立体的な思考を育む。 | 3歳頃~小学生 |
これらの少し挑戦的なおもちゃは、子供の「できた!」という自信に繋がり、旅の思い出をより一層豊かなものにしてくれるはずです。
移動シーン別!子連れおすすめおもちゃ旅行術

新幹線 暇つぶし 子供が喜ぶ鉄板グッズ
座席にテーブルがあり、比較的自由に過ごせる新幹線は、子連れにとってありがたい移動手段ですよね。そんな新幹線での暇つぶしには、テーブルの上で広げられる遊びが定番かつ最強です。
中でも、リーバンの「シールでたのしくこどもずかん」シリーズのようなシールブックは、もはや殿堂入りのアイテムと言えるでしょう。特に男の子は「はたらくくるま」、女の子は「プリンセス」のテーマに夢中になること間違いなし。見開きの大きな台紙に自分だけの世界を創造する時間は、あっという間に過ぎていきます。
飲み物トラブルに注意!
テーブルの上で遊ぶ際に気をつけたいのが、飲み物です。一度、子供がジュースをこぼしてしまい、お気に入りのシールブックがびしょ濡れに…という悲しい事件がありました。それ以来、倒れにくい蓋つきのマグを使うか、遊びに夢中になっている間は飲み物を少し遠ざけておくようにしています。
また、意外と活躍するのが折り紙です。かさばらず、数十円で手に入るのに、その遊び方は無限大。簡単な手裏剣や飛行機を一緒に作るだけで、子供は大喜びします。作ったものでごっこ遊びに発展させることもできますね。
飛行機 子供 暇つぶしは周りへの配慮も

一度離陸したら目的地まで降りられない飛行機は、子連れ旅行における最大の難関かもしれません。ここでは、周りの乗客への配慮が特に重要になります。音や光が過度に出るおもちゃは絶対に避けましょう。
飛行機での暇つぶしを乗り切るための秘策は、「新作おもちゃのサプライズ投入」です。旅行のために隠しておいた、子供がまだ見たことのないおもちゃを「ジャーン!」と登場させるのです。目新しさから、普段のおもちゃよりも格段に長く集中してくれる可能性が高まります。
飛行機に持ち込むおもちゃのポイント
- 完全無音:電子音はもちろん、カチャカチャという部品の音も響きやすいので注意。
- コンパクト:機内のテーブルは小さいので、コンパクトに遊べるものがベスト。
- パーツが少ない:座席の隙間に落とすと見つけるのが困難です。
コクヨの「わたしのおかいもの Petit」のような、バッグ型のしかけ絵本もおすすめです。1冊にパズルやぬりえ、着せ替えシールなど、様々な遊びが詰まっているので、子供を飽きさせません。
ちなみに、離着陸時の耳抜き対策として、おやつやストロー付きの飲み物も「暇つぶしグッズ」の一環として忘れずに!ラムネやグミなど、少し時間をかけて食べられるものが効果的ですよ♪
頼れる!新幹線 暇つぶし スマホ以外の方法
ついつい頼ってしまいがちなスマホやタブレットですが、「できればあまり見せたくない…」というのが親心ですよね。ご安心ください、スマホがなくても子供を惹きつける方法はたくさんあります!
キーワードは、親子で一緒に楽しむコミュニケーションです。
例えば、昔ながらのあやとりはどうでしょう。1本のひもさえあれば、ほうきや橋、東京タワーなど、次々と形を変えていく様子に子供は釘付けになります。最初はうまくできなくても、一緒に練習する時間そのものが、素敵な旅の思い出になります。
窓の外に広がる世界も遊びの舞台に
流れる景色をただ眺めるだけでなく、遊びに変えてしまうのも一つの手です。「赤い車を10台見つけよう!」「トンネルをいくつ通るか数えよう!」といった簡単なゲームや、きなこさんの「おさんぽビンゴ」のようなアイテムを使えば、移動時間そのものが探検に早変わりします。
キッズカメラで小さな芸術家
少し奮発して「キッズカメラ」を用意するのも面白いかもしれません。子供の目線で切り取られた車窓の風景は、大人が思いもよらないようなユニークな作品になることも。後から写真を見ながら旅を振り返るのも楽しいですよ。
これらの遊びは、子供の五感を刺激し、親子の会話を弾ませてくれます。スマホの画面を見せるだけでは得られない、温かい時間を作ることができるはずです。
旅行 子供おもちゃ 100均の実力と選び方

「旅行のためだけに高いおもちゃを買うのはちょっと…」と感じる方や、「汚したり失くしたりするのが心配」という方に、ぜひ活用してほしいのが100円ショップのおもちゃです。最近の100均は品揃えもクオリティも侮れません!
シールブックやぬりえ、粘土、折り紙といった定番アイテムはもちろんのこと、小さなパズルや知育カードなど、旅行にぴったりのコンパクトなおもちゃが豊富に揃っています。
100均おもちゃ選びのコツ
- 対象年齢を確認する:お子さんの年齢に合っているか、パッケージで確認しましょう。
- 安全性をチェックする:小さな部品がないか、尖った部分はないか、親の目で確認することが大切です。
- 買いすぎない:安いからといってたくさん買い与えると、かえって一つ一つへの集中力が散漫になることも。厳選した1〜2個を渡すのが効果的です。
100均のおもちゃ最大のメリットは、何と言ってもその気軽さです。万が一、旅行先で壊してしまったり、パーツを一つ失くしてしまったりしても、「まあ、いっか!」と笑顔でいられる心の余裕は、楽しい旅行において非常に重要です。賢く利用して、親子ともにストレスフリーな旅を目指しましょう。
子供 暇つぶし ダイソーで揃う優秀アイテム
数ある100円ショップの中でも、特に「ダイソー」は、子供の暇つぶしに役立つオリジナルアイテムが充実しています。ここでは、私が実際に使ってみて「これは使える!」と感じた優秀アイテムをいくつかご紹介します。
プチブロック
小さなブロックで、動物や乗り物など様々なものを作ることができます。レゴブロックとも互換性があると言われており、創造力を掻き立てます。ただし、パーツが非常に小さいので、誤飲の危険がある3歳未満のお子さんには向きません。また、紛失しやすいので、チャック付きの袋などに入れて管理するのがおすすめです。
知育カード
動物の名前やひらがな、アルファベットなどを覚えられるカード類も豊富です。「これなーんだ?」とクイズ形式で遊べば、親子で盛り上がること間違いなし。リングでまとめておけば、持ち運びにも便利です。
電子メモパッド
500円商品など少し高価になりますが、その価値は十分にあります。ボタン一つで書いたものをパッと消せるので、お絵かきや文字の練習、〇×ゲームなど、無限に遊べます。紙やペンを大量に持ち歩く必要がなく、荷物をコンパクトにできるのが最大の魅力です。
以前、旅行先で子供が急にぐずりだした時、駆け込んだダイソーで電子メモパッドを発見!即購入して渡したところ、ピタッと泣き止んでお絵かきに夢中になってくれました。まさに神アイテム!あの時のダイソーは後光が差して見えました(笑)。
最高の思い出になる子連れおすすめおもちゃ旅行

- おもちゃ選びの三原則は音がしない・散らからない・繰り返し遊べる
- 1歳児には安全第一で布絵本やリングカードがおすすめ
- 2歳のイヤイヤ期にはぬりえやシールブックで達成感を
- 車の中ではマグネットブックなど散らからないものが活躍
- 3歳になったらドールハウスなどのごっこ遊びで想像力を育む
- 5歳以上には少し頭を使うカードゲームやパズルが最適
- 新幹線のテーブルではシールブックや折り紙が遊びやすい
- 飛行機では新作おもちゃのサプライズ投入が効果的
- スマホ以外にあやとりや窓の外の景色で遊ぶ方法もある
- 100均のおもちゃは安くて気軽に使えるのが最大のメリット
- ダイソーには電子メモパッドなど優秀な暇つぶしアイテムが豊富
- おもちゃは子供を静かにさせる道具ではなくコミュニケーションツール
- 事前にいくつかおもちゃを準備しておくと親の心に余裕が生まれる
- 子供自身におもちゃを選ばせるのも旅の楽しみの一つになる
- 最高の思い出を作るためにおもちゃの力を賢く借りよう
